指輪をつくる ≒ 銀歯をつくる

いきなり指輪をタイトルに上げましたが、
アクセサリーの「指輪」と、歯科技工士が作る「銀歯」は、実は関係があります。

 

どんな関係あるかと言うと・・・。

「指輪」も「銀歯」も、作る工程がほぼ一緒なんです。


これ、上の銀歯の写真と同じ形の歯だけど、色がカラフルでしょ。
しかも明らかに金属の質感じゃないし...。

実はロウで作った歯なんです。
僕たち歯科技工士は、ワックス(WAX)って呼んでます。
銀歯をつくるには、まずロウを使って「原型」っていうのを作ります。


専用の器具を温めて、その熱を利用してロウを溶かして、すくい・・盛り上げ、歯科技工士は歯の形を作るのです。


一方、こちらが、指輪の原型づくり↓

同じような器具を使い、ロウを盛り上げていますね!

 

 

なんでわざわざそんなことをするかというと、
金属は硬いし、歯も指輪も形が複雑だから、叩いたり延ばしたり削ったりして形をつくるには、ものすごい労力が必要でしょ?

 

だからまず、軟らかくて簡単に加工できるロウを使って「原型」をつくり、それを金属に置き換える作業をするんです。

 

簡単に説明すると…仕上がった「原型」は埋没材(石膏に耐熱材を混ぜたもの)で埋めちゃいます。

そして全体を700℃まで加熱!!

そうすると、ロウで作った(原型)部分だけが燃えて、空洞ができるんです。
そこに金属を溶かして流しこみ、最後にピカピカに磨いて完成です!!

鋳造に関して詳しく知りたい人は、過去のブログを読んでみてね!
 


ということで、タイトルの ≪指輪をつくる ≒ 銀歯をつくる≫ ですが、
原型を歯の形にするか指輪にするか、使う金属は何にするか・・・。
それだけの違いなんですよ!!

 

つまり、歯科技工士の技術を習得すると、自然にシルバーアクセも作れちゃう?ってわけで…
技工士さんのなかには・・・結婚指輪を自作する人が数多くいるんです。


技工の技術を学ぶと色々なものづくりに通じます。
逆に言うと、ものづくりが好きな人は・・・その技術を歯科技工に活かせます。
こんなにたくさんのものを作っている卒業生もいるようです!

 

ロウを自在にあやつる体験からの指輪づくりは、12月11日(日)に高校2.1年生対象のオープンキャンパスで体験できるから、

楽しみながら歯科技工につながる技術を体験しにきてくださいね〜。